家やインテリアが好きで、新卒で勤めたのが大手ハウスメーカー。
営業ノルマには厳しい会社でしたが、家づくりについては勉強になりました。
家はつくる時だけでなく、その後のアフターメンテナンスの方が実は重要だと気づきました。そこはさすが大手ハウスメーカー、万全な体制と細やかなサービスが充実しています。勤めてみて思ったのは、この会社のサポート側の人たちは本当に真摯に仕事をされているなという事でした。これは自信を持って人に紹介ができます。
ただ、自分がこのメーカーの家を建てるかと言うと少し悩みます。
使用する部材は自社で作った信用のおけるものだし、工法は耐震性能だけでなく長期優良住宅として十分すぎるものですし、何より大手ブランド。
ただ、どうしても自分のイメージする家とはちょっと違う。
最新の太陽光発電をめいっぱい導入して、熱効率を最大限にりようするエネファームを設置して、自身や有事に備えて蓄電池も搭載!補助金や、電力買取もあるから初期投資して、月々の光熱費0円。家計にも自然にもエコ!
なんとも上手い話でした。
国や大企業の後ろ盾もあるからとそうした設備を導入しても良いのだろうか。10年後、20年後には設備を交換してまた費用が掛かるのではないか。エコを謳っているが廃棄時にはどうなるんだろう。
そんな不安もあって、なんだか息が詰まりそうな感じがするのです。
そうか、自分はもっと自然体でパッシブな住宅を求めているんだ。
大手ハウスメーカーに勤めたからこそ分かった。自分の家に対する考え方。家とはもしかしたら自分の生き方、人生がそのまま写るのかもしれませんね。仕事を通して地元に素晴らしいハウスメーカーがある事が分かりました。そのご紹介はまた次回。
洋一郎