先日、とあるお家の完成見学会にお邪魔しました。建築事務所設計のとてもお洒落で素敵なお家です。この仕事をしていると多くの家を見ているのですが、このお家を拝見していて気づいたことが一つあります。ハウスメーカーの建売のお家と注文住宅で大きく違うのは、一つのこだわりを中心にその家が形造られている事です。
このお家の場合はは、キッチンが中心です。施主さんは家を設計する前に既にこのキッチンだけ購入しており、設計士はこのキッチンに合わせて家を設計していったそうです。土地の大きさ、形は変えられません。その土地に合わせてこのキッチンをどのように配置した家にしようか、そこからの眺めや動線を考えたのでしょう。キッチンの色に合わせて室内の色を考えて、その色に合う様外壁の色も考えて、とキッチンから生活をイメージして広げていったそうです。
ご自身のライフスタイルがあって、日々の生活を丁寧にこだわりたいからこそ注文住宅で建てるんだと思いましす。家を見ればその人が分かるとはよく言ったもので、その人の生き方の表れなんだと実感します。
こうした素敵なお家を見ると、もっとこうしたお家が鎌倉に増えてくれると良いな、こんな素敵な方々が増えると良いなと思ってしまいます。